世界中のバーや居酒屋で愛され、スコッチウイスキーを代表するメガブランド「デュワーズ(DEWAR’S)」。特に日本国内でも、ソーダで割る「デュワーズハイボール」はバーテンダーや飲食のプロからも圧倒的な支持を得ています。
1846年の創業時から一貫して追求され続けてきた「圧倒的なスムーズさ(滑らかさ)」。ブレンドした原酒を再び樽に戻して寝かせる「ダブルエイジング」製法など、デュワーズが誇るこだわりのクラフトマンシップを解説します。

1. ブランドの概要と歴史
デュワーズは1846年、ジョン・デュワーによってスコットランドのパースで設立されました。当初は小さなワイン・スピリッツ商でしたが、息子のジョン・アレクサンダーとトミー・デュワー(通称デュワー・バザーズ)がビジネスを引き継いだことで、ブランドは世界的なスターへと躍進しました。
特にトミー・デュワーは類まれなる宣伝の天才であり、世界一周旅行を行いながらブランドをアピールし、アメリカでのスコッチの売上シェアNo.1の座を獲得しました。また、映画(映像広告)を世界で初めてウイスキーのプロモーションに用いたことでも知られています。現在も最高品質の原酒ブレンドを守り続け、世界最大級のブランドとしての地位を保ち続けています。
2. 製造方法と技術のこだわり
① 門外不出の「ダブルエイジング(二度熟成)」製法
デュワーズの最大の特徴は、熟成を終えた約40種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした後、さらにその原酒を再びオーク樽に戻し、数ヶ月間熟成させる「ダブルエイジング(マリッジ)」を採用している点です。これにより、異なる原酒同士のアルコールの角が取れ、極めてまろやかで滑らかな味わいに仕上がります。
② キーモルト「アバーフェルディ」がもたらす蜂蜜の甘み デュワーズの味わいの核となるキーモルトは、ハイランド地方にあるアバーフェルディ蒸留所で造られるモルトウイスキーです。アバーフェルディが持つ「蜂蜜のように濃厚でクリーミーな甘み」が、デュワーズ全体の華やかでスイートな骨格を形成しています。
③ 歴代のマスターブレンダーによる緻密なブレンド比率 創業者時代から数えて現在に至るまで、デュワーズのブレンドを指揮する歴代のマスターブレンダーは非常に少ない人数で受け継がれています。彼らの優れた嗅覚とテイスティング力により、世界中のどのボトルを開けても、常に変わらない高品質で一貫した「デュワーズの滑らかさ」が保証されています。
3. フレーバープロファイル
| フレーバー | 味わいと香りの具体的な特徴 |
|---|---|
| スムーズ&マイルド | ダブルエイジング製法が生み出す、喉に引っかからない極上の滑らかさ。 |
| ゴールデンハニー | キーモルト「アバーフェルディ」由来の、濃厚でクリーミーな蜂蜜の甘いアロマ。 |
| フレッシュペア&バニラ | 洋ナシや青リンゴのような清々しい果実味に、穏やかなバニラ・新樽香が溶け合う。 |
| ライトスモーク | 後味にわずかに心地よく広がる、穏やかでクリーンなピート(泥炭)の余韻。 |
4. 代表ラインナップ
デュワーズ 12年
12年以上熟成されたモルトとグレーン原酒をブレンド後、さらにダブルエイジング。ハチミツ、トフィー、バニラの甘みと、スモーキーな余韻が絶妙なバランスで溶け込んだ、プレミアムなブレンデッドスコッチです。
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5. おすすめの楽しみ方とペアリング
デュワーズの持つ極上のスムーズさと蜂蜜のような華やかな甘みは、炭酸水で割るハイボールとして圧倒的な評価を得ています。食事の味わいを邪魔せず、油っぽさをすっきりと流してくれます。
- デュワーズ・ハイボール(黄金比): デュワーズを1、よく冷えた炭酸水を3〜4の割合で注ぎます。レモンピールをグラスの縁に滑らせることで、蜂蜜とレモンの爽快なマリアージュが楽しめます。
- 焼き鳥(塩): 鶏のジューシーな脂身と塩気が、デュワーズハイボールのすっきりとした爽快感と完璧に調和します。
- フライドポテト・唐揚げ: 揚げ物の香ばしさと油の旨味を、ダブルエイジングによるまろやかな炭酸が綺麗にリセットし、何杯でも進みます。
6. まとめ
デュワーズは、創業から受け継がれる伝統の「ダブルエイジング」製法と、キーモルト「アバーフェルディ」が生み出す蜂蜜の甘みによって、スコッチ随一のスムーズさを実現したブレンデッドウイスキーです。特にそのハイボールのクオリティは世界中で賞賛されており、どんな料理にも寄り添う、現代のテーブルに欠かせない至高のブランドです。








