新設された「ジャパングランプリ」で栄冠を獲得
新潟市江南区の新潟亀田蒸溜所が、国内最大級の蒸留酒品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2025」において、新設された「ジャパングランプリ」のニューボーン部門でグランプリを受賞した。

受賞したのは、同蒸溜所が製造する「新潟亀田ニューボーン シェリーカスクフィニッシュ」。このウイスキーは、55%のアルコール度数を持ち、200mlのボトルで提供されている。ジャパングランプリは、ジャパニーズクラフトウイスキーに特化した新たな部門であり、今回が初の開催となった。

審査は三段階で行われ、一次審査では117本のエントリーから選ばれた28本が二次審査に進出。さらに、上位13本が最終審査に進み、最終的に「新潟亀田ニューボーン シェリーカスクフィニッシュ」がグランプリに選ばれた。


異業種からの挑戦が実を結ぶ
新潟亀田蒸溜所を運営する株式会社新潟小規模蒸溜所は、印章業界大手の株式会社大谷が設立した企業。2019年に設立され、2021年2月から蒸溜を開始した。異業種からの参入ながら、短期間で高品質なウイスキーを生み出し、国内外で注目を集めている。
同蒸溜所は、ウイスキー製造の副産物を活用したウナギ養殖事業にも取り組んでおり、持続可能なビジネスモデルの構築を目指している。


今後の展望と期待
今回の受賞を受けて、新潟亀田蒸溜所のウイスキーに対する注目度はさらに高まることが予想される。今後のリリースや新たな取り組みにも期待が寄せられており、日本のクラフトウイスキー界における存在感を一層強めていくだろう。